
輸入化粧品販売に必要な流通加工作業とは?
2021年2月22日
化粧品を市場に出すためには、製品本体が製造された後にも、
加工作業が必要な場合があることをご存知でしょうか?
今回は、輸入化粧品を国内市場で販売する際に必要な流通加工作業や、
化粧品の流通加工作業時の注意点、鈴与が提供できる化粧品物流サービスについて取り上げたいと思います。
ページの目次
輸入化粧品を国内市場で販売するまでにどんな作業が必要なの?
製品を仕入れて国内で販売する場合、以下が大まかな物流フローとなります。
① 輸入・通関 |
② 受入検査 |
③ 包装 |
④ 保管 |
⑤ 製造所出荷判定 |
⑥ 国内市場への出荷 |
上記の中でも、②「受入検査」~⑤「製造所出荷判定」迄は化粧品製造業作業のライセンスが必要となります。
ここでは②「受入検査」③」「包装」これらの作業について、詳しくみていきましょう。
「受入検査」とはどんな作業?
輸入された商品が、市場に出すための自社の規格通を満たすものか、安全性・品質を確認する作業です。
検査項目としては、商品のパッケージを目視で確認するダメージ検品、
商品の色調や香りに異常がないかを確認する官能検査などがあげられます。
「包装」ではどんな作業をするの?
こちらの工程では、製品本体や化粧箱への日本語の法定表示ラベル貼付、
商品の安全性を高めるための透明フィルム(シュリンクラップ)やOPP袋などでの包装、
セット商品を販売用の箱や袋に複数の商品を詰め合わせるキッティング、アッセンブリなどの作業があります。
化粧品以外にも、あらゆる商品が市場に出る前に流通加工作業が行われています。
以下の記事もご覧になってみてください!
▼流通加工のアウトソース!業務負荷軽減&顧客満足度UPをねらいませんか?
化粧品に流通加工する場合の注意点は?
化粧品は、日本国内の法律で、医薬品医療機器等法(薬機法)の規制対象となっており、
化粧品の直接の容器又は直接の被包に、日本語で製品に関する情報を明示する必要があります。
そのため、輸入した化粧品に製品に関する必要な内容の日本語表示が無い場合、
製品本体、あるいは外箱、添付文書として表示することが義務付けられています。
上記のような輸入化粧品に必要な流通加工作業は、医薬品医療機器等法(薬機法)で製造行為にあたります。
そのため、これらの作業を行うには「化粧品製造業」のライセンスが必要になります。
化粧品製造業、化粧品を輸入するための準備について、より詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください!
▼輸入化粧品のマーケット市場/化粧品の輸入に必要な準備とは?
流通加工作業をアウトソースするメリットとは?
化粧品の流通加工作業をアウトソースすると、どのようなメリットがあるでしょうか?
1.化粧品の製造・販売などのコアビジネスに専念できる
商品の販売には必須な作業であるものの、手間や時間のかかる流通加工作業をアウトソースすることで、
本来力を入れたい、企画や製造、販売戦略などに人員や時間をあてることが可能になります。
2.作業物量の波動に対応できる
流通加工作業をアウトソースすることで、自社で作業員や作業スペースを抱えておく必要がないため、
急な作業物量の増減にも対応することができます。
鈴与の化粧品流通加工サービス
鈴与では、全国複数に薬機法ライセンスを取得した倉庫を保有しており、化粧品の流通加工作業も対応可能です。
以下当社の強みで、お客様のビジネスを全面サポートさせて頂きます!
1.拠点ネットワーク
お客様の販路や調達元に応じて、最適な拠点でサービスをご提案いたします。
化粧品・医薬部外品 製造業(包装・表示・保管)対応拠点:
化粧品・医薬部外品製造業(一般区分)対応拠点:
2.安定した高品質な作業
化粧品製造業取得拠点では、化粧品の取扱いに慣れたスタッフが対応させていただきます。
鈴与では、独自の化粧品GMPに則った作業環境、手順で作業を行っています。
3.作業をサポートする物流システム
お客様には、自社開発のWMS「Cargo Master」をご利用頂きます。
鈴与WMSの機能を利用して効率的な流通加工作業をご提供いたします。